桑ポンが思ったことを川柳にします。

コンバイン 再生予熱

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コンバイン 再生予熱 必要か

専門話ですみません。
コンバインドサイクルと呼ばれるものでも、再生サイクルをすると効率が良くなると書いてある事があるのです。
語句の説明をすると、コンバインドサイクルは、ガスタービンと呼ばれ空気を圧縮熱ご膨張させタービンを回転させ発電するものに、さらに燃焼排ガスで蒸気を作って発電するのです。
再生サイクルは蒸気の方で、高ガス圧で蒸気タービンを通った後の、低圧の蒸気で水(高圧水)を温めようという考え方です。
単なるボイラー発電なら、再生サイクルはあったほうがよいと思うのです。
何が違うのかというと、普通のボイラーは空気の予熱ができるので、ボイラーの後に空気予熱の熱交換器があるのです。
それで排ガス熱をかなり回収できるのです。
コンバインドはガスタービンの空気を圧縮するので空気温度が高いと多くのエネルギーが必要で、空気を予熱できないのです。
コンバインドの場合、ボイラーの蒸発温度が例えば300度なら、300度以下の排ガス熱は水(高圧水)の予熱にしか使えないのです。

依然私が考えたのは今では当たり前ですが、普通のボイラー発電機における蓄熱式の空気予熱と。
コンバインドで蒸発温度の高い、高圧ボイラーの後に、排ガス温度が低くても熱を回収できる、低圧ボイラーがあればよいのではないかです。


蛇足になりますが、再生サイクルの説明を加えておきます。
復水器と言う蒸気を水に戻す装置が、100℃以下なので真空圧なのですが。
100℃の蒸気では圧力エネルギーはたいして高くないでしょ。
でも蒸発熱は、温度の高い3重点と言うところで0になり、低温になると少しづつ多くなるのです。
したがって、100℃程度の蒸気でも熱として使うとかなり有効だということになるのです。
熱交換も飽和蒸気と水だと小さい熱交換器で済むのです。
でも排ガスにまだ熱が残っていれば、それで水を加熱するのは消費エネルギー0なのです。



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桑ポン

桑ポン

名大工学部大学院卒
一部上場メーカー勤務
エネルギー多消費装置の設計に配属後、コンピューター解析業務、作図ソフトの管理業務に携わるも、
精神障害で退社

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