桑ポンのブログ

利益では　欲しい設備は　買えません

経理を全く知らない人が勘違いすることが有るのです。
経常利益が出ていると、それで物が買えるのではないかと。
全ての費用を差し引いたものが利益で、税金や配当を払うためのお金なのです。
余剰金と言う言葉的に余ってそうなお金で借入金の一部を返済をしてあることも多いのですが、
それは会社が赤字になってあっという間に潰れても困るのでその時だけ使えるのです。
即ち利益で物は買えないのです。
じゃあどうやって設備を買うのだと聞こえてきました。
借入金をして買って、設備が古くなるのでローンの様な感じで毎年返済するのです。
設備が古くなっているのに、満額借入金が残っている訳にも行かず。
何十年もたてば、また新しい物を買うので。
専門用語だと減価償却費なのですが。
詳しくは説明しません。
一般の人は貯金があって買うことがあるのですが。
大手企業で、借入金が無く、貯金をしている企業は聴いたことがありません。
急な支払いに困るといけないので、手元の貯金を持っているのは普通ですが。
その分も借りているのです。