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新実南吉の童話の世界

ごんぎつねの

私が、東京から半田市に移り住んだのはちょうど20年ほど前になる。

当初は、ずいぶん鄙びたところだなと言った印象ぐらいしかなかった。しかし少し時間がたって町の中を歩いてみると色々なことを発見した。そのひとつ、この半田市は、童話作家 新実南吉の故郷で、その作品「ごんぎつね」「手袋を買いに」などの舞台になったところなのだ。

もっとも、これらの作品は、昭和初期のものであるから当時と今では原風景も随分と違っているはずだ。それでも、半田市には今なお当時を偲ばせる景色がところどころに残っている。里山の四季は美しいが、東西に広がる平野の中に小さな丘陵 権現山があり、地元の人びとから「権現(ごんげん)さん」と親しまれている神社がある。その昔、このあたりに多くのキツネが、生息していた。ごんぎつねの「ごん」はこの「権現さん」の「ごん」なのだと言う。

ごんぎつねの活躍したと思われる舞台を1年を通してスナップしてみた。

 

里山の春は 菜の花が告げる

半田には新美南吉記念館がある

 

      童話の森の入り口

夏 童話の森の木立が茂る

小高い丘陵地の上にある「権現さん」

神社の庭先に咲く向日葵

秋 半田市を流れる矢勝川に咲く彼岸花

彼岸花が終わるとコスモスの季節

その頃、収穫の稲穂が垂れる

 

 撮影 2020年1月~11月