
肩こり
【鑑別対策法】
痛みや症状がどのような時に起こるかが基準です。
動かしての痛み・・・動きに関連した筋肉の緊張や関節の不具合によるものです。二の腕(上腕二頭筋・上腕三頭筋)をやさしくマッサージすることや、肩関節を痛くない動きを数回した後にそれぞれ10分ほどアイシングして下さい。
じっとしていての痛み・・・直立で肩〜肩関節を維持している筋肉の血行不良や硬さが原因です。蒸しタオルを首と肩の間に当てて、そのまま自然に冷えるまでおいてください。患部を強く押したり痛みの出る動きを行うと、逆に筋組織を痛めたり、硬くしますので行わないで下さい。
【重症目安】
目まいや頭痛・吐き気
【来院目安】
2,3日たってもなかなか痛みや症状が取れないとき、同じ動きで何回も痛みが出る時などは施術が必要だと思います。
【その他】
このあたりの症状は神経疾患や脳障害、腫瘍系の場合がありますのでこちらが判断した時は適切な医療機関を紹介いたします。
腰痛
【鑑別対策法】
痛みのでる範囲で大まかに分けられます。
広い範囲での痛み・・・痛みが筋肉系で出ていることが多いです。軽いマッサージの後に蒸しタオルを当てて下さい。冷えるまでおいてください。
狭い範囲での痛み・・・関節系に原因がありそうです。安静な状態でしっかりアイシングして下さい。氷袋が最適です。
【重症目安】
足への痺れが出るときがある、腰が抜けるような感覚を伴う時。
【来院目安】
動かしての痛みが広がっている時、座っていて痛みが出るとき。
【その他】
急な腰の痛みでも実際はかなりの筋肉の硬さがあることが多いです。それらを取り除かなければ再発の可能性はかなり高くなります。
膝痛
【鑑別対策法】
腫れや熱が出ているかを確認して下さい。左右の膝に両手をあててみたり、メジャーなどで測ってみるとよくわかります。
腫れや熱がある時・・・関節での炎症があることが多いです。徹底的にアイシングして、締め付けに注意して包帯やサポーターで圧迫・固定して下さい。
動かしての痛み・・・膝関節に関連する筋肉によるところが多いです。大腿(ふともも)の前後をマッサージして、関節はアイシングして下さい。
【重症目安】
引っかかりや曲げ伸ばしで動かせない範囲がでている時。
【来院目安】
ぐらつき感やガクッとなってしまう時、以前痛めた場所が再発してしまった時。
【その他】
予防や痛みがあるときに膝関節の筋トレが行われることがありますが、体重をかけた状態で行って下さい。それで痛みが出たときはそれまでにして下さい。体重をかけずに足におもりをつけて行う運動は、逆に筋組織を細くして膝関節を支持する力を減らすことになります。
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