2001年8月

8月2日

ピラルクーがカーニバルを喜んで食べるようになった。以前は2つに割ったカーニバルをいかにもまずそうに口の中でもぐもぐしてから飲み込んでいたので、カスが散らばって困ってたんだけど、現在では2つに割らなくてもカスをまきちらす事無く食べてくれるので助かっている。こちらとしても餌をおいしそうに食べる姿は見ていて気持ちいいというものだ(^0^)

8月4日

ピラルクーの飼育を開始してから、1ヶ月が経過した。飼育開始初日にトラブルがあったけど、それ以降は順調に成長している。現在の体長は24cm。1ヶ月前は20cmだったので、1ヶ月で4cm成長した事になる。もっと成長は早いものかと思っていたけど、そうでもないようだ。給餌は1日2回、水温は夏場と言う事もあって常に30℃を超えているような状況の中で4cmUPなら、古代魚の子供ならあたりまえといったところだろう。この1ヶ月で一番大きかったのは人工餌に餌付けれたということだろう。これは初日にトラブったおかげで60cm水槽で暮らす事になった事が逆に良かったと思う。個体差もあると思うがピラルクーの食欲はすごいものがあるので、人工餌に慣らす事はそんなに難しい魚ではない気がする。ただ警戒心が強いのでしっかりと人間が餌をくれるという事を認識させなければならない。人間にさえ慣れてくれればあとは有り余る食欲で餌を求めてくるようになるかと思う。しかし「古代魚飼育日誌」って題なのにピラルクーの事しか書いてないな〜(笑)

8月14日

つ、ついにピラルクーに赤い発色があらわれた!(正確には濃いオレンジ色なんだけど)実は一週間ほど前から前兆があって、今発色している鱗の奥の方が赤っぽくなってきていたのである。ピラルクーが反転するときに光が当たると「なんか赤っぽいな〜」と思っていたのだが、今ではもう鱗に色がついてきている。ピラルクーの発色は最初に鱗が白くなるとばっかり思っていのでこれは意外だった。現在の体長は25cm。サイズの割に発色するのが早いように思う。やはりクリルに餌付けれたことが効いているのだろうか?ただ最初にオレンジ色に発色していた尾鰭はいまだに黒いままだ。早く真っ赤なピラルクーに成長してほしい(^^)デジカメがあれば写真に残しておく事ができるのに・・・デジカメほしくなってきてしまった。

8月17日

日に日に発色している部分が増えていっている(^0^)今日色揚げ効果のある鯉の餌を買ってきた。ピラルクーにあげてみたら食べてくれたので、しばらくの間この餌をメインにクリルとの組み合わせでいこうと思う。今が勝負所な気がするからだ。レッド系のディスカスでは幼魚の時に色揚げ効果のある餌を大量に与えることによって美しい魚を作りだすという。ピラルクーにも赤く発色する細胞があるわけだから、同等の効果があるのでは?というのが僕の考えである。僕は学者でもないし、ちゃんと調べたわけでもないので当たっているかどうかは解らないけど、何も考えないでただ毎日餌をあげているよりは赤くなる可能性は強いはずである。

8月20日

発色のほうは順調にいっている。黒くなった尾鰭にも色が戻ってきた。ただ面積は増えてきているのに色はあまり濃くなってこない。まあまだ発色が始まってから1週間しかたっていないのであまり気にはしていないが、もとがオレンジタイプだったのでちゃんとレッドタイプになってくれるかはまだ解らない。しかしいいかげん水槽が狭くなってきた。現在の体長は26cm。早く120cm水槽に移したいのだが、初日にいじめられたこともあるので限界まで60cm水槽を使って大きくしてから移したい。このまま長い時間をかけて大きくするとストレスがたまってしまう可能性があるので、今日から常に腹いっぱいの状態にしてできるだけ早く大きくさせたいと思う。水槽の奥行き以上は背曲がりしてしまう可能性があるので奥行きに届いたら移動させる予定だ。

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