2001年7月

7月4日

ピラルクーが届いた。始めて生体を通信販売で買ったので、死着じゃないか心配だったが、大丈夫だった。水合わせをした後に120cm水槽に放した。体長は20cm。尾鰭がオレンジ色に発色している。胸鰭がエメラルドグリーンに輝きとても綺麗だ。とくにやせ細っているわけでもなく健康そうなので安心した。シルバーアロワナに攻撃される様子も無かったので1時間ほど眺めたあと昼寝することにした。(丁度テストが終わったあとだったので学校は半日)しかしこれがまずかった。6時ごろまで寝た後に様子を見に行ってみると、ピラルクーがボロボロになっていたのである。なんで昼寝なんてしてしまったんだ!昼寝してしまった事をものすごく後悔しながら、急いで空いていた60cm水槽に水を移してピラルクーも移動させた。目に移るのは昼間見た美しい姿ではなく、目は真っ白に濁り、鰭はボロボロのピラルクーである。今回の事は完全に自分のミスだ。これでピラルクーが死んでしまったら・・・あまり考えたくはないが今の姿を見るとどうしても考えてしまう(泣)たのむからがんばってくれ〜。

7月5日

ピラルクーは生きていた。よかった〜♪しかしまだ体は傷だらけなので気が抜けない。学校が終わってすぐに熱帯魚ショップに走り、メダカを50匹買ってきた。餌を食べてくれればなんとかなるだろう。家に着きメダカを水槽に放つと・・・食べた!とりあえず餌が採れるようなら回復してくれるだろう。ひと安心した所で昨日書いてなかった事を書いておこうと思う。実は昨日焦りながら120cm水槽から60cm水槽に水を移したのだが、そのときにできるだけ早くと思いレイシーの太いホースをサイフォンの原理で使おうとして水をおもいっきり吸ったらすごい大量の水が口の中に入ってきた。エーハイムの呼び水を失敗して少し水を飲んだ事なら何回かあるけど、昨日のはレベルが違った(爆)あまりに水の勢いがすごくて普通にむせました(笑)かなり大量の水を飲んじゃったけど大丈夫かな〜?昨日はゲップが水槽臭くてかなり気持ち悪かった(;;)

7月6日

朝水槽を見るとメダカが全然いない。数えて見ると5匹しか残っていない。2匹底で死んでいたので、1日に43匹食べた事になる。傷の方もかなりのスピードで回復しているようだ。古代魚の生命力はすごいものである。早速今日もメダカを50匹買ってきて、水槽に放した。ものすごい勢いで食べている。この様子ではもう心配はいらないだろう。よかった、よかった♪

7月8日

傷の方もほぼ完治した。なんて回復の早さだ!しかし人が来るたびに大暴れするので早く慣らしたいと思う。

7月10日

今までは体力をつけるために、買ってきたメダカは全部水槽にいれてきたが、人がくると餌をもらえる事を覚えさせないといけないので、今日からは少しずつアミですくってやる事にする。いまはまだ体が小さいかいいけど、大きくなっても人が来るたびに大暴れしているようじゃあ、飛び出し事故を起こしたり、脳震盪を起こして死んでしまうかもしれない。ピラルクーを飼育していく上で人に慣らすというのは非常に重要なポイントだと考えているので、できるだけ早く慣らしていきたいと思う。

7月16日

だいぶ人にも慣れてきた。ただ僕以外の人間が水槽に近づくとまだ大暴れする。アロワナは明らかに人の区別ができている仕草を見せるが、ピラルクーも人の区別ができるようだ。ちょっと嬉しい♪いままでメダカを毎日大量にあげてきたので、だいぶ体型ががっちりしてきた。体長も1cmほどのびて21cmになっていた。そろそろ人工餌に餌付けようと思うので今日はゴハン抜きにしよう。

7月17日

クリルを投入してみたところ、口に含んでは吐き出しまた口に入れるを繰り返している。ピラルクー飼育研究所では餌付けにかなり悩まされていたようなので、見向きもしないと思っていたけどこの調子なら近いうちにクリルの餌付けは成功しそうだ。それから尾鰭のオレンジの発色はほとんど消えてしまってきている。これはピラルクー飼育研究所のピラルクー99にも起こっている事なので特に心配していない。逆にピラルクー99のように美しくなるのではと期待していたりする。ピラルクー99は僕の目標ともいえるピラルクーなのだ(^0^)

7月20日

ピラルクーがクリルを食べた!この調子で次は人工餌にも餌付けたい。ピラルクー飼育研究所ではクリルは美しいピラルクーに育てるには必須の餌と言っている。アスタキサンチンを大量に含むクリルを飼育開始から1ヶ月以内に餌付けれたのは大きい。小さい頃から色揚げ効果のある餌をあげる事によって、発色細胞の成長を促す事が可能だからだ。しかしクリルは栄養バランスが悪く、消化もあまりよくないらしい。バランスの取れた餌を与えていかないと本来の発色はえられないと思うので、いくら色揚げ効果があると言ってもクリルの与える量には注意が必要だろう。バランスの取れた給餌を心がけたいと思う。

7月23日

暑い。水槽の温度上昇が激しい。紅尾金龍の入っている水槽なんかは水温が34.3℃まで上がった。水温の上昇で気をつけないといけない事は、水温が高くなるから単に魚が死んでしまうということではなくて水中の酸素濃度が減って酸欠で死んでしまうというパターンが多い事だ。なので夏場はどの水槽もエアーレーションを強化している。また水温が上がって水中の酸素濃度が減ると、当然、好気性バクテリアの働きも弱くなるので、ピラルクーのように空気呼吸できる魚だからといってエアーレーションを怠ると水がすぐに悪くなって水質悪化で☆に・・・なんてことになってしまう。夏場に☆にしちゃう人はそれに気が付いてないのかな?まあクーラー買えればベストなんだろうけど、安くなってきたとはいえまだ高いし、魚にクーラー付けてるなんて親にバレたら大変だろうから絶対に無理だな(^^;)

7月24日

今日は朝から釣りに行こうと思って早く起きたら、紅尾の水槽の水が5cmくらいしか残ってないではないか!どうやら夜中にエーハイムのホースが抜けてしまったようだ。おかげで朝の4時から水槽に水を入れ、終わった頃には5時近くなっていた。せっかく釣りに行くために早起きしたというのに、なにが楽しくて早朝から水槽に水を入れないといかんのだ!7時ごろには日が登ってかなり暑くなってくるのでこの1時間はすごく貴重な1時間なのに(;;)まあしかし水の抜けた水槽が仕事場(昔、じいちゃんが仕事やってたんだけど仕事辞めたあとは水槽置き場、床はコンクリなので補強の心配無し)に置いてあるので良かった。これが自分の部屋の水槽だったらもはや魚など飼えないだろう。外部フィルターのホースはしっかりささないとダメだな。

7月28日

カーニバルの餌付けに成功した!うちのピラルクーは以外にも簡単に餌付けする事ができた。しかしまだカーニバルはまずそうに食べる。これはクリルも最初はそうだったのでそのうちに慣れるだろう。

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