2001年6月

6月3日

僕はこれまでいろいろな種類の魚を飼育してきたが、今日ある魚を飼う事を決めた。ある魚とは「ピラルクー」である。今日からピラルクーを中心に飼育日誌をつけていこうと思う。

6月4日

なぜピラルクーを飼おうと思ったのか?それはこれまでピラルクーは水族館でしか絶対に飼えない魚だと思っていたからだ。昔からピラルクーは大好きな魚だったのだが、家で飼おうなんてことは思わなかった。しかし昨日すごいHPを発見してしまった。その名も「ピラルクー飼育研究所」である。管理者の福山さんが言うには水族館のような水槽が無くても、ピラルクーは一般的な水槽で終生飼育が可能だと言う。120cm水槽で育てられた美しいピラルクーや「ピラルクー飼育日誌」に残されている記録を見ていくうちに、ピラルクーは一般的な水槽でも飼える気がしてきた。もちろん「ピラルクー飼育研究所」の福山さんはピラルクーに関してすごい知識を持っており、HPの内容を見る限り飼育技術もかなり高いレベルである事は明白だ。きちんと飼育計画を立てて魚を飼っている人などそうはいないだろう。たしかにこの人ならばピラルクーの終生飼育は可能な気がする。それに対して自分はどうだろう?はたしてピラルクーを飼えるのか?・・・それはわからないが、実際にピラルクーを飼っている人がいるのだ!知識も技術も福山さんには遠く及ばないがなんとか努力して飼ってみせる!

6月5日

ピラルクーを飼うのを決めたのはいいが、近所のショップにいいピラルクーが売っていない。地元で2件ピラルクーを売っている所を見つけたのだが、1つはホームセンターで、もう1つは店員の大半がバイトのペットショップだった。当然魚の状態は悪く、痩せ細って力なく浮いていた。値段はどちらも29800円。素人目にも死が近い事がわかるような状態だ。なんとか立ち直らせてやりたい気持ちもあるが、値段が高いのでそうもいかない。3万円払って死んじゃいましたではシャレにならない。ピラルクーは現在乱獲により数が激減しているのに、こんな扱いを受けているとは知らなかった。そしてそれは自分のような人間がいるからだと思うと、少しショックだった。

6月8日

いつも行っているショップにも聞いてみたが、入荷予定はないという。地元に売っていないなら通信販売を考えてみることにする。まあ焦る事も無いのでゆっくり探そうと思う。

6月29日

ついにピラルクーを買う事にした。熱帯魚TO-TOで買うつもり。水槽などはここで何回か買ったことがあるが生体は始めて買うので心配だ。ここは送料がやけに高いのだが今はセール中でピラルクーが特価になっている。送料と合わせてもかなり安い。本当ならば値段など気にせずに現物を見て気に入った個体を買いたいのだが、通信販売で現物が見れないならば安いに越した事は無い。ただ自分が注文しといてなんだが、ピラルクーを特売するのはどうかと思うけど。さすがにピラルクーを衝動買いする人はいないだろうが。

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