章 |
タイトル |
あらすじ(初出人物はキャラクター紹介へリンク) |
1 |
リシュリューの |
リシュリュー亡き後に宰相となったマザランは、民衆の暴動を目の当たりにし、銃士隊副隊長の ダルタニャンを従えて、お忍びでパリ市内の様子を見に出かける。 |
2 |
夜の巡視 |
パリ市内の巡視で形勢不利を悟ったマザランだったが、傍らに頼もしく控えるダルタニャンの存在に気付き、彼をよく知る人物を呼び寄せるためにダルタニャン自身をバスチーユへ派遣する。 |
3 |
二人の旧敵 |
マザランによってバスチーユから呼び出された囚人は、ダルタニャンの旧敵にして後の親友、現在は行方不明となっていたローシュフォールだった。マザランは彼からダルタニャンの過去の秘められた業績を聞き出す。 |
4 |
四十六歳のアンヌ |
マザランは、彼の恋人でもあり、ルイ 14世を養育中のアンヌ太后のところへも行き、若きダルタニャンの活躍を確かめる。 |
5 |
ガスコン人と |
二人の話を聞いて決心の固まったマザランはダルタニャンを呼び、三人のかつての仲間を集め、秘密の使命を受けて働くよう依頼する。 |
6 |
ダルタニャンは |
二十年前に三人の仲間と別れてからのダルタニャンは、美しい恋人マドレーヌと暮らす、平凡な職業軍人としての人生を歩んでいた。 |
7 |
窮地のダルタニャン、旧知に救われる |
家に帰ったダルタニャンは、三人の友人たちの所在について手がかりがなく困り果てていた。そのとき、ローシュフォールを解放する手助けをしたために追われていた昔の従僕プランシェを助け、彼から手がかりを得る。 |
8 |
寺男と合唱隊の |
ダルタニャンは、ノートル・ダム寺院の寺男となっていたアラミスのかつての従僕バザンにアラミスの消息を尋ねるが彼は知らないふりをしている様子。怪しいとにらんだダルタニャンは合唱隊の少年にバザンを見張らせる。 |
9 |
ダルタニャンが遠くにいると思ったアラミスはプランシェの馬の尻に |
プランシェと共にノワジーへ向かったダルタニャンは、謎の一団に囲まれるが、相手は人違いだと気付いて退却する。ほっとしたのもつかの間、プランシェの馬になぜかアラミスがまたがっていてビックリ。 |
10 |
デルブレー神父 |
デルブレー神父と名乗るアラミスは、ダルタニャンを修道院へ迎え入れる。 |
11 |
腹の探りあい |
慎重に話を切り出そうとするダルタニャンだが、なかなか本心を明かさないアラミスに一計を案じる。生垣から垣間見たアラミスの恋人はフロンド派のロングヴィル夫人だった。 |
12 |
ポルトス・デュ・ヴァロン・ド・ブラシュー・ド・ピエールフォン |
アラミスの話からポルトスの居場所を突き止めたダルタニャンは彼に会いにゆくが、ポルトスは広い領地に何不自由なく暮らしていると知り、彼の誘いに応じるかどうか一抹の不安を抱く。 |
13 |
ダルタニャンはポルトスに会い、財産だけでは幸福に |
ダルタニャンはポルトスの話を聞くうちに、すべてに恵まれた彼が唯一身分について不満に思っていることを知り、男爵位と引き換えに仲間に加わるよう勧める。 |
14 |
ポルトスは現状に満足せず、ムースクトンは大満足 |
ダルタニャンに協力することに決めたポルトスは執事のムースクトンを昔のように連れてゆくことにする。 |
15 |
いずれがあやめ、 |
ポルトスからアトスの居場所を教えられたダルタニャンは、アトスの領地を訪ねる。ダルタニャンは伯爵の昔と変らない若々しさに驚くが、そこへ伯爵そっくりの少年ラウルが現れる。 |
16 |
ブラジュロンヌの館 |
アトスは、ラウルを自分の養子だと紹介する。ダルタニャンは館を案内されながらもアトスの変貌ぶりに目を見張る。 |
17 |
アトスのかけひき |
翌朝ダルタニャンは、ラウルの恋を心配するパリへ行くというアトスをそれとなく仲間に誘ってみるが、逆に彼がマザラン派であることを見破られて警戒されてしまう。そこへ二人へ宛てた手紙がそれぞれ届けられ、別々にパリを目指すことになる。 |
18 |
ボーフォール公 |
ヴァンセンヌの塔に幽閉されているボーフォール公が脱獄するだろうとの噂を耳にしたマザランは、看守を呼び警戒を怠らないように命じる。 |
19 |
ヴァンセンヌの獄中でのボーフォール公の気晴らし |
獄中のボーフォール公はマザランへの中傷をやめなかったために典獄のシャヴィニーと仲が良くなかった。そこで多忙な獄吏のラ・ラメーが手伝いに雇い入れたのがアトスの従僕グリモーだった。 |
20 |
グリモー、 |
グリモーはボーフォール公に憎まれるほど忠実に番人を勤め上げていた。そして二人っきりになった隙に、公爵を助け出そうしているモンバゾン夫人の手紙を渡す。 |
21 |
マルトー親父の後継者のパテの |
ボーフォール公はグリモーに教えられたとおりにテニスボールを城壁の外へ打ち込み、ローシュフォールからの手紙を受け取る。そして手紙の指示により、聖霊降臨節に城の前の店のパテを所望し、受け入れられる。 |
22 |
マリー・ミション、旅先での一夜 |
一方、ラウルを連れてパリへやってきたアトスは、シュヴルーズ公爵夫人に会見し、夫人がラウルの母親であることを打ち明ける。夫人はラウルをコンデ大公の軍に入れるよう取り計らうことを約束する。 |
23 |
スカロン神父 |
その夜、詩人スカロンのサロンではフロンド派の面々が顔を合わせていた。アトスとアラミスもひそひそと何か打ち合わせる。一方、シュヴルーズ夫人はコンデ大公への推薦状を手に現れる。 |
24 |
サン・ドニ |
翌朝、軍隊に入るラウルを見送るためにサン・ドニへ同行したアトスは、国王の墓所でラウルに貴族としての生き方を示し、別れを告げる。 |
25 |
ボーフォール公の牢破り四十手の |
ボーフォール公に届けられたパテの中には、脱獄の道具が一揃い入っていた。公爵はグリモーに助けられて獄吏のラ・ラメーを縛り上げると、晴れて自由の身となる。 |
26 |
ダルタニャン、 |
パリに戻ったダルタニャンはポルトスと落ち合い、マザラン枢機卿のもとへ伺候する。ちょうどその時、ボーフォール公脱獄の知らせが届き、ダルタニャンらは早速彼を追いかける初仕事に就く。 |
27 |
大街道 |
ボーフォール公を追いかけるダルタニャンとポルトスは、あと一歩のところまで追いつめてゆく。 |
28 |
丁丁発止 |
ダルタニャンたちは行く手を遮るように暗闇の中から現れる男たちと次々に戦うが、拳銃の光に浮かび上がった敵はなんとアトスとアラミスだった。敵味方に分かれた四人の旧友たちはパリで再会することを約束する。 |
29 |
旧友会見のとき |
ボーフォール公を逮捕できず失意のままパリへ戻るダルタニャンとポルトス。そしてマザランに仕える二人を警戒するアラミスは友との再会に希望を抱くアトスにもう以前のような友情は期待すべきでないと諭す。 |
30 |
新王宮前広場 |
約束の場所に現れた四人は互いに不満をぶつけ合い、一色触発の危機となるが、アトスの努力によりかつての友情が蘇り、四人は何が起ころうと生涯仲良くしようと誓い合う。 |
<背景:新王宮前広場に集うダルタニャンと三銃士(
R.de la Nezière挿画)><
©三銃士ファンクラブ銃士倶楽部/文:NO.19いせざきるい>