ダルタニャン(D'Artagnan)

1607年タルブ生/1673年6月25日マーストリヒト没
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銃士隊長トレヴィル宛の紹介状を手に1625年春にパリへ上京し、三銃士と友情を結ぶ。下宿屋のおかみで王妃の下着係コンスタンスに恋し、リシュリュー枢機卿の迫害に遭っていたアンヌ王妃を助けるために三銃士と共にイギリスへ向かう。その後、リシュリューの女スパイ、ミレディの秘密を知り、命を狙われる。ラ・ロシェルの戦いのあと、リシュリューに認められ、銃士隊副隊長となる。(「三銃士」編)

銃士隊副隊長として、マザラン枢機卿の指揮下となり、フロンド党員であるかつての親友アトス、アラミスと対立。フロンドの乱では、幼い国王ルイ14世やアンヌ皇太后、マザランらのパリ脱出に尽力。その後、フランス大使としてイギリスのクロムウェル将軍のもとに派遣されるが、親友を助けるために命令違反をして、英国王の救出を企てる。帰国後には、軍規に背いたかどでマザランによって幽閉されるが、三銃士とともに逆にマザランを捕らえ、銃士隊長のポストを要求する。(「二十年後」編)

若き国王ルイ14世に協力を拒否された、流浪の英国皇太子チャールズ二世の窮状を知り、銃士をやめて単身イギリスへ渡りチャールズ二世の即位に協力。下賜された財産で、ノートルダムに居酒屋を開き、一財産築く。マザランの死後、直接統治を宣言したルイ14世に依頼され銃士隊長となり、フーケ財務卿を探る密命を受け、調査を進めるうちにアラミスの陰謀を嗅ぎ付ける。国王すり替え事件で国王の双子の兄弟フィリップを逮捕、続いてフーケ逮捕に赴く。(「ブラジュロンヌ子爵」編)

ダルタニャン名言集

「なるほど、私は制服を着てはおりません。でも魂だけは持っています。私の心は銃士です。」(「ダルタニャン物語1」第5章)

「おれはボナシュー夫人を心で愛していた。ミレディーの方は頭で愛しているのさ。」(「ダルタニャン物語2」第1章)

「陛下が求めていらっしゃるのは、友人ですか、それとも召使いですか?軍人ですか、それともペコペコ頭を下げる連中ですか?」(「ダルタニャン物語10」第24章)

「アトスよ、ポルトスよ、また会おうぜ!…アラミスよ、永遠にさようなら!」(「ダルタニャン物語11」最終章)

©三銃士ファンクラブ銃士倶楽部/文・No.19いせざきるい>

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