DOWNHILL??
”DOWNHILLわ〜るど!”の”DOWNHILL”って何? という事で、まずは説明を・・・
”DOWN=下がる””HILL=丘”というわけでその名の通り、丘(山)を下る事です。
簡単に済ますとこれで終わってしまうのでもっと詳しく言うとその昔、アメリカで自転車で山を
下ってみたら面白いんじゃないか?と考えた男たちが居た訳です。
早速実践してみたが、いとも簡単に壊れる、壊れる・・。
壊れるなら自分たちでつくってしまえ!と、出来上がったのがMTB(マウンテンバイク)なのだ。
そう!DOWNHILL(DH)こそMTBの本当の楽しみ方なのであ〜る。
どんなMTB使うの?
DHについては他の競技(クロスカントリー=XC、トライアル=TRなど)とは全く別物の
MTBを使います。
まず第一に前後に長大なストローク(作動量)のサスペンション(衝撃吸収装置)が
付いている事が挙げられます。 これは路面からの振動を和らげ、ライダーの疲労を軽減し
タイヤを路面に接地させ続ける役目があります。
最初はストロークが1.5インチ(1インチ≒25.4ミリ)程度だったのが、今では
フロントで7〜8インチ、リアで8〜9インチが一般的です。
第二に頑丈なフレーム(車体)という事です。 長大なストロークのサスペンションが付けば、
その取り付け位置に膨大な力がかかるのです。
その為フレームには、頑丈なガセット(補強板)を付けたり、フレーム素材の肉厚を
厚くしたりしてあります。 その為重量増は避けられず、一般的にXCバイクの12キロ前後の
重量に対し、DHバイクは20キロ前後となっています。
第三に強力なブレーキを持っていると言う事です。 元々、MTBは俗に言う
”ママチャリ” とは比べ物に成らない制動力のブレーキを持っているのですが、最近では
軽い力で高い制動力を発揮するよう、車などでお馴染みのディスクブレーキを持っています。
どれくらいの制動力かというと「指一本でタイヤを完全にロックできる」と言えば良いのかな?
その事を知らない人を説明なしで乗せてみるとブレーキを掛けたとたん、ほぼ間違いなく
コケます。
最後にタイヤは太いものを使うという点です。 タイヤというのは路面からの衝撃を
吸収する役目があり、太くすれば内部の空気の量が増えて吸収しやすくなります。
また太いということは路面との接地面が増えると言う事でも有り、グリップ力(摩擦力)を
上げることになります。
ちなみに最近では、2.5インチ幅以上の物が一般的です。
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最初にフロントにサスペンション
が付いて・・・
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次にリヤにもサスペンション
が付いて・・・
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サスペンションが長くなり、フレーム
もごつくなった!
エンジンの無いオートバイみたいに
なりました!!
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格好は?

DHは他種目に比べ絶対スピードが高い為、全身にプロテクターを装着します。
ヘルメットはフルフェイスが基本。
発汗量が多い為、一般的に通気孔の開いた専用品を使います。
プロテクターは転倒時に痛めやすい肩、肘、膝、脛、胸部、脊髄などを
重点的に守るように出来ています。
そしてグローブ。
指切りされたサイクルグローブは使いません。
これもやはり保護目的で、指まである物を使います。
一般的に素材も強度の有るものが使われていて、近年では甲の部分に
プロテクターが付いたものも増えつつあります。
シューズに関してはビンディングシューズ、スケーターシューズと
賛否両論です。
ちなみにBAKAはごまかしが利くのでビンディング派です。ハハハ・・・。


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