ごんぎつねのからくりラーメン

眠りから覚めたゴンは、やっぱりいたずら好き。 何か面白いことないかなー。おなかすいたなー。

 町を歩くと、何処からかいいにおいがしてきました。ラーメンって何? ゴンには、はじめて見る物でした。

 おいしそー。でも何故あげが乗っていないんだろう? きつねうどん好きのゴンには、ちょっと残念。

 そうだ、あげに変えてやろう。そうすればもっと美味しくなる。

 ゴンは、ラーメン屋さんのチャーシュウを全部あげと取り替えてしまいました。

 そうとは知らないお客さんは、怒って帰ってしまいました。  

  反省したゴンは、それならみんなに喜んでもらえる美味しいラーメンを作ろうと、町中を探しました。

 町にはいろいろな蔵がありました。味噌。醤油。お酒.お酢。 この町の特産品です。

 山車祭も盛んで、町中に山車が有り、とても華やかです。その中にはからくり人形など出し物があり

 みんな楽しそうに見ていました。

  欲張りのゴンは、全部入れて作ることにしました。

 でも全部入れてしまうと、ただの味噌ラーメンになってしまって、 いたずら好きのゴンには、満足がいきません。

  そこでからくり人形を思い出し、食べていると味が変わっていくことを思いつきました。

   鶏肉、しいたけ、玉ねぎを味噌で煮込んであげに詰めこみ、

  目印にゴンの焼印を押し、見た目をきつねうどんに。

 香りは、かつお風味でうどんらしく。 でも食べれば中華そば。

  食べていくと味噌ラーメンに。

 最後にお酢を入れて、サッパリと。

 ゴン特製、いたずら満載の“からくりラーメン”の完成です。 

  蔵の街半田で作られる特産品が、 ちょっと不思議な美味しいラーメンに。

  ゴンのいたずらに化かされて、 楽しいひと時をお過ごし下さい。

  

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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