第47回DCI公認MTGトーナメントin半田 2001年1月21日(日)
序章
21世紀にはいって最初の公式大会参加である。
仲間内の大会で使った白緑チョー=マジロを少しだけ調整して出場。
まあ、基本はレベル・ファティなので、結構安定感はあるはず。
後はメタ張ったファイアーに何回当たるかな、ってところか。
試合
1回戦 黒赤リセット
第1セット:
相手、土地2枚で止まる。
レベル・リクルートからダームと順調に展開。
わずかに出てきた[怒り狂うゴブリン/Raging
Goblin(6E)]を[パララクスの波/Parallax
Wave(NE)]で取り除いて勝ち。
第2セット:
今度はこっちが土地2枚で止まる。
ライフが半分ぐらいになったところで土地を引きはじめ、クリーチャーを展開する。
相手、[暗黒の儀式/Dark Ritual(MM)]から[抹消/Obliterate(IN)]。
このとき、相手わざと黒2マナ残す。
プレイしたのは[悲哀の化身/Avatar of Woe(PR)]。
「お互い5体ずつ場に居ましたから、墓地には確実に10体居ますよね?」
どうにかなるはずもなく。
第3セット:
今度は互いに順調。
[革命家チョー=マノ/Cho-Manno, Revolutionary(MM)]に[アルマジロの外套/Armadillo
Cloak(IN)]を付けてチョー=マジロ成立!状況良くなり、結局そのまま勝ち。
相手、[暗黒の儀式]を持っていたので、マナ的には十分だったのだが、[抹消]を引かなかったのだそうな。
こちらが[革命家チョー=マノ]を出したとき、[虐殺/Massacre(NE)]を持っていたのだが、「私がもう少しクリーチャーを出すのを待とうと思ってしまったのが敗因だな」とのこと。
Set : 2-1
Game : 1-0
良い試合であった。
2回戦 白緑ダーマゲドン
初心者ですとのこと。
第1セット:
レベル・リクルートのおかげでこちらの方が量は多いのだが、相手の緑のクリーチャーの方が質は上。
[恭しきマントラ/Reverent Mantra(MM)]でプロテクション緑を付けて、一気に押し勝ち。
第2セット:
今度は相手の方がクリーチャーも多い。
サイドから1枚だけ入れた[神の怒り/Wrath
of God(6E)]を引きリセット。
[リバー・ボア/River Boa(6E)]を出すも、[アルマジロの外套]を付けられて無意味になる。
[ブラストダーム/Blastoderm(NE)]を引き、押し切る。
しかし、ここでミスをしていた。ボア+マジロは先にダメージが入ってから回復なので、先にライフが0になり、1ターン早く勝てたのだ。勝ったから良いようなものの、まだまだプレイがぬるいねぇ。反省。
Set : 2-0
Game : 2-0
3回戦 青黒カウンター・エヴィンカー
第1セット:
今日初めてのマリガンがダブルマリガンとなる。ぐは!
1ターン目、平地から[レイモス教の兵長/Ramosian
Sergeant(MM)]。
2ターン目、[ラースの果て/Rath's Edge(NE)]、[志願新兵/Fresh
Volunteers(MM)]。
3〜5ターン目、土地を引かないのでそのまま殴る。
6ターン目、平地を引き、[果敢な隼/Defiant
Falcon(NE)]をリクルート。
7ターン目、2体目の[志願新兵]をリクルート。
この間相手は土地を並べるばかり。
8ターン目、全員攻撃に相手たまらず、[果敢な隼]を[威圧/Dominate(NE)]。[レイモス教の兵長]をブロック。
しかし、結局[志願新兵]二体で削りきってしまった。
よくもまあ、土地3枚で勝てたもんだ。手札には緑のカードがたくさん寝てました。
相手、カウンターと土地しか引かなかったらしい。
第2セット:
1ターン目、相手、島セット。
こっちは、初手から平地と[レイモス教の兵長]が有り、良い展開。
2ターン目、相手が出してきたのは沼、[夜の戦慄/Dread
of Night(6E)]。
既に手の内には2枚のタフネス1のレベルが…。ああ、死にカード。
森を出して、[リバー・ボア]を出す。
相手、「ああ、しまった!」と大声。
無理もない。みごとさっきの土地事故がカモフラージュに。
[リバー・ボア]は1回殴れただけで[血の復讐/Vendetta(MM)]される。
その後に出すカードは次々カウンターに合う。
[夜の戦慄]が壊せないのが実に厳しい。
しかし今回は、土地を普通に引けている。[ラースの果て]も出る。
そして、ついにサイドから投入した[カヴーのカメレオン/Kavu
Chameleon(IV)]出る。
その2ターン後には2枚目の[カヴーのカメレオン]をトップデック。
いつの間にか集まったギャラリー(対戦相手の友達らしい)から「おおっ」と声が上がる。
相手の残りライフは9。次のターンには勝ちだ。
相手、[隆盛なるエヴィンカー/Ascendant
Evincar(NE)]をトップデック。
しかし、こちらの総攻撃にブロックしない。
私、「それじゃあ、2体とも黒だと主張しマース。」
相手、「あ!」
私、「このままなら10ダメージです。」
ギャラリー、「カメレオン強えーー!」
[カヴーのカメレオン]の打ち消せない能力に気を取られて、もう一つの能力を忘れていたらしい。カメレオンの名前は伊達じゃないよん。
終わってみれば手札に4枚のタフネス1のレベルが寝てました。
Set : 2-1
Game : 3-0
2セットとも自分の展開は決して良くなかった。よく勝てたもんだねぇ。
4回戦 青黒ネザーゴー
第1セット:
土地事故気味。緑マナが出ない。
出せるクリーチャーはことごとく殺されるかカウンターされる。
やっと出せたかと思えば、[威圧]。
相手は取ったクリーチャーと[冥界のスピリット/Nether
Spirit(MM)]で押してくる。
事故のこちらに対して、相手は理想的展開のようだ。
相手、[ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth's
Agenda(IV)]を出す。
いやもう、どうしようもありません。
第2セット:
順調な展開。
相手、カウンターや殺害呪文をあまり引けなかったらしい。
あっさり押し勝ち。
第3セット:
土地事故。平地2枚で止まる。
[ブラストダーム]2枚を抱いたまま、[冥界のスピリット]に殴りきられる。
Set : 1-2
Game : 3-1
結局、彼が優勝したのであった。
5回戦 青単アンク・タイド
第1セット:
[リバー・ボア]に、[アルマジロの外套]を付ける。
まるで速攻系のような展開で勝ち。
第2セット:
また[リバー・ボア]で押していたのだが、[威圧]される。
これをクリーチャー同士の相打ちで止める。
その後もこちらの出したクリーチャーと相手の出したクリーチャーの相打ちが続く。
拮抗する状態を破れない。リクルーターを引かないのが痛い。
相手、[ミシュラのアンク/Ankh of Mishra(6E)]2枚と、[パララクスの潮流/Parallax
Tide(NE)]を出す。こちらの土地5枚を取り除いた後[ごまかし/Hoodwink(MM)]を[パララクスの潮流]に打つ。いきなり20ダメージを喰らって負け。
第3セット:
[レイモス教の兵長]を出す。今回は初めからリクルーターが居るから有利か?
相手、[呪われたトーテム像/Cursed Totem(6E)]を出す。明らかにレベル対策を打ってきたようだ。第1セットはレベルを見せていないから、第2セット後にサイドから入れたもののようだ。
相手がクリーチャーを出し、島がタップしたのを見計らって、[オーラの破片/Aura
Shards(IV)]を出す。これでこっちのペースになる。
[ミシュラのアンク]も[リスティックの研究/Rhystic
Study(PR)]もレベルをリクルートして破壊する。
[カヴーのカメレオン]を[威圧]されたりもしたが、飛行のあるレベルが通って勝ち。
Set : 2-1
Game : 4-1
カウンター入っていないそうな。意外である。ずいぶん警戒してしまった。
6回戦 白青カウンター・レベル
第1セット:
相手、マリガンスタート。
相手はちょっと事故気味。そのおかげで、レベルのリクルート合戦はこちらがやや有利。
[パララクスの波/Parallax Wave(NE)]が通って勝ち。
第2セット:
こちらの土地が2枚で止まる。
5ターン目から土地を引き出すが、[反逆者の密告人/Rebel
Informer(PR)]をリクルートされてレベルは身動きならず。緑のクリーチャーはカウンターされて負け。
第3セット:
相手の土地が2枚で止まる。
こちらはレベルをリクルートして圧倒。
相手が土地を引き出したときには勝敗は決していた。
Set : 2-1
Game : 5-1
正月にはせがあ氏に「[反逆者の密告人]を入れるとレベル同士の対決の問いに良いよ。」とアドバイスしてもらっていたのに、すっかり忘れていた。勝てたのは相手の事故のおかげ。
結果
結果、5勝1敗。4位タイ(オポーネントマッチポイントまで同じ人が1人いた)。
入賞できなかったのは残念だが、遊CANの大会でこんないい成績を取ったのは初めてだ。
本当にうれしかった。
しかし、赤緑ファイヤーにメタを張ったのに1度も当たらない。とういうか、ほとんど見かけなかった。
1位から3位まではすべて青がらみ(1:ネザーゴー,2:カウンターレベル,3:マローゴー)。会場全体でも、青がらみが多いようだった(6戦全部青がらみだったという人も居た)。
私の場合も、3回戦から6回戦まで青がらみ。おかげで[革命家チョー=マノ]を抜き、[アルマジロの外套]を減らして[カヴーのカメレオン]などをいれるサイドボーディングばかりである。ちっとも『チョー=マジロ』デッキじゃないな。