MTGグランプリ名古屋 対戦記

3日前発覚した喘息のせいで、体調はひどいもんだ。
初めて出る大きな大会だというのに、これはないよな。
それでも、強気のチームメイトに引きずられて、やる気だけは奮い起こす。

使うカードを調べる。
うー、とても良いとは言い難い。
とりあえず、白黒を自分が使うことに。
プロテクションと、クリーチャー除去が適当に有るから、そこそこいけるか?
デッキ内容はこちら

1回戦  相手のデッキ:白赤  戦績:××

1戦目も2戦目も同じ展開。
白のクリーチャー除去と赤のダメージで、こちらのクリーチャーはタイミング良く殺されていく。
なんともなりませーーん。
チーム成績:3敗


2回戦  相手のデッキ:白単  戦績:○○

対戦相手は中学生ぐらいの子。プレイングからするとかなり初心者っぽい。

第1セット:
レベルを展開して押し切り。
うまく回った。

第2セット:
相手、土地しか引かん病らしい。
真理の声をプレイ。
白単相手ならめちゃ強。
普通にクリーチャーで攻めて勝ち。
チーム成績:3勝


3回戦  相手のデッキ:赤緑  戦績:×○×

第1セット:
互いにクリーチャーを展開。
殴り合いになる。
最後は、直接火力で、僅差で相手の勝ち。

第2セット:
相手ランド事故。
楽勝。

第3セット:
自分がランド事故。
なにもできずに負け。
結局、1セット目が全てだったな。
チーム成績:2勝1敗


ここでデッキチェンジ。4回戦の後と聞いていたんだけどな。
いいキークリーチャーが2体に、祖先の仮面。
大きさで押せるんでないの。
緑単でいけると請け負ったのだが…


4回戦  相手のデッキ:赤緑  戦績:××

第1セット:
ラッシュウッドのドライアドが森を渡ってくる。
こっちも負けずにクリーチャーを出すが、次々燃やされる。
何でそんなに都合良く火力があるんだぁ!
燃やしにくいぐらいのデカ物を待ち望む。
でも、ラッシュウッドの精霊を引いたときにはもう手遅れだった。

第2セット:
またラッシュウッドのドライアドが森を渡ってくる。
さらに、弧炎の魔道士まで…
タフネスが弱いクリーチャーが手札にたまっていく。
そこに、ロウクスを引く。
やった!後は土地が6枚になれば!
土地5枚でストップ。
ロウクスを抱いたまま負け。
チーム成績:2勝1敗


5回戦  相手のデッキ:緑黒  戦績:○×−(時間切れ)

対戦相手はなんと「ぴよぷークリニック」!
しかも、私の対戦相手は金澤尚子さんその人!
有名人とデュエルできるのも大きな大会の魅力だなあと実感。

第1セット:
金澤さん、次々クリーチャーを召還。
それに比べて私の側にはクリーチャーが少ない。
黒の殺害呪文に怯えながら祖先の仮面をプレイ。
そこから、エンチャントを展開していく。
さながら、量と大きさの比べっこになっていく。
従って、パワー/タフネスの計算がだんだん面倒になっていく。
おまけに体調が悪いせいで、計算に集中できない。
考える時間が長くなって、相手を待たせしまう。
申し訳汗が出てきてしまう。
結局、出した結論は「まいいや、攻撃っ!」
名付けて、面倒な計算は相手にやってもらおう作戦。
金澤さん、かなり悩み出す。
作戦成功か?
暇つぶしに計算をやり直す。
やばい、暴獣乗りを忘れていた。
力の印象を生け贄に捧げてもだめかもしんない。
ブロッカーが宣言される。
力の印象を生け贄に捧げる。
「えーと、これで+3になるから…」
向かって右隣の人から「エンチャントが減る分、祖先の仮面の効果が−2しますよ」
あ、そうかぁ。だめじゃん、トータル+1にしかなんない。
「そうですね」といいつつ、必死にポーカーフェイスを取り繕う。
結局、暴獣乗りは使われなかったため、こっちのクリーチャーは生き残る。
次の自分のターン、再び攻撃。
この攻撃で、祖先の仮面のついたクリーチャーは死ぬだろうが、
待っていても黒の殺害呪文を引かれたらどーせ終わり。だからGOだ!
金澤さん、また悩んでいる様子。
そーいえば、試合前に腱鞘炎の話をしてらした。
体調は、私より悪いのかもしれん。
しかし、宣言されたブロッカーを見る限り、完璧な布陣に見える。
一度言いかけたダメージの割り振りを取り消して、
暴獣乗りを使っても相手のクリーチャーを減らせるように割り振り直す。
これで、場はほぼリセットに近い状態になった。
その後、自分の方がクリーチャーの引きが良くて勝利。

ここでなにを血迷ったか、自分の2勝と勘違い。
なんたる赤っ恥!
両隣がすでに決着がついたように見えたせい?
まさかこの年で、ぼけまで!?
パニクっていると、金澤さんが、
「大きい山があったからね。そのせいじゃない?」
と言ってくれる。
そうだ、そうに違いない。
そういうことにしておこう。
ああ、金澤さんってなんて優しい人なんだろう。
何とか気を取り直して、2セット目へ

第2セット:
疫病妖術使いをプレイされる。
緑単色に殺害呪文なんてありません。
おまけに、何で引くクリーチャーはどいつもこいつもタフネス1なんだろう。
さっきの熱い戦いは何だったんだろうと思えるくらい完敗。

第2セットが終わった時点で、ちょうど時間切れ。
第3セットは行わないで引き分けとなった。
終わったとたん、向かって右隣の人が怒り出す。
暴獣乗りを使っていれば勝っていたという趣旨だった。
確かにそうなんだけどさ、
プレイングのひどさは、こっちのが上だし、
振ったのは自分だし。
すっかり自分が叱られているように感じてしまう。
萎縮しながらも、落ち着いてもらおうと声をかけるが、とりつく島もない。
チーム解散まで言い出す始末。
なんでこんなことに?
こめんなさいね、金澤さん。
また、デュエルの機会があってもいやがんないでください。
今度は、体調のいいときに遇いたいですね。
面倒な計算は相手にやってもらおう作戦は封印します。
チーム成績:2敗1分


6回戦  相手のデッキ:白青  戦績:××

第1,第2セットとも同じ展開
白青コントロール!
シールド戦じゃなかったっけ?
特に物語の円がなんともならん!
平穏が入っていたはずなんだが…
1枚じゃ引かんか。
完敗。
チーム成績:1勝1敗1分


7回戦  相手のデッキ:白赤  戦績:×○×

第1セット:
クリーチャー戦になる。
拮抗しているところに、
双頭のドラゴン!
強過ぎーー

第2セット:
さっきと同じ展開。
しかし今度はこっちが、
ロウクス!
はっはっはっ、どうにもなるまい。
で、勝ち。

第3セット:
「双頭のドラゴンとロウクス、どっちが先に出るか勝負ですねー」
などと言いつつ、
ラッシュウッドの精霊もいる分こっちのが有利かなー
などと口には出さずに考えつつ始める。
またもや、拮抗したクリーチャー戦となる。
相手、カイレン式交渉をプレイ。
聞いてないよーー
負け。
平穏はどこ行ったのーーーー
結局、一度も引いてないような気がする。
チーム成績:1勝2敗


最終個人成績:1勝5敗1分
最終チーム成績:3勝3敗1分
82位/200チームぐらい?


全然勝利に貢献してないね、自分。
改めて振り返ると、金澤尚子さんとのデュエルが飛び抜けて熱かった。
彼女に限らず、雑誌に掲載されているコミックやコラムを読んだとき、
「何で、この人たちの周りではこんなに度々面白いことが起きるんだろう。
やっぱり、作っているのかな。」
などと思うことがあった。
しかし、この記を見返せばすかっり私自身が面白変な人である。
思うに、周りで度々面白い事が起きる運命にある人が、
日記的漫画家や日記的執筆者として活躍するということなのではないだろうか?
たぶん、そういう運命にある人は、ネタを作る必要なんて無いだろう。
少なくとも、私の周りじゃそうそう面白いことは起きてないもんな。
こんなにホームページのネタになる日はもう来ないんじゃないかと思う。
反省と、後悔と、悟りの日であった。

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