いせざきの覚え書累積版1998


19981115

またまたデータの更新をため込んでしまいまして、今回大量UPです。「銃士広場」で以前ご紹介しましたが、昨年古書店で全巻入手したハードカバー版の「ダルタニャン物語」が思いもかけず初版かつ月報・帯付の完全品であることが判明しましたので、その概要をレポートしてみました。著作権保護の関係でその全文を転載することは困難ですが、昭和43年当時、足掛け4年の歳月をかけて鈴木力衛氏によって完訳された「ダルタニャン物語」が、毎月1〜2冊ペースで発刊され、各界の文化人たちを夢中にさせた様子や鈴木氏の生みの苦しみなどがありありと描かれておりました。「毎月この本が届いた日には、夢中になって読みふけってしまうので仕事が手につかない。」「子供の頃に抄訳の『三銃士』を読んで知っている気になっていたが、今回それが間違いであったことに気づいた。」旨のコメントなど、現在の私たちでも同感できるようなお言葉も多く、この本が日本の三銃士文化に果たした役割の大きさを改めて実感しております。もちろん今でもこの物語を必要としている人が多数いらっしゃいます。他の業界の例にもれず出版業界も経営の困難な時期だとは察しますが、すべての望んでいる方の手に届くよう、関係者の方々のご配慮を切に願ってやみません。
恒例のコミックマーケットは、
1229日エ−24b銃士倶楽部で参加決定しました。いせざきは参加できませんが、会員の片倉あおいさんらのご協力で会誌バックナンバーほかをお分けする予定です。

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9月は会誌編集と旅行が重なってページの更新があまりできずに申し訳ありませんでした。ため込んだ分は、ここ一週間ほどかけて追加更新してゆく予定です。フランス旅行で入手した画像や資料を含めて、おかげさまでバックデータだけは、ますます充実しておりますので、今後も容量の許す限りデジタル化に励みたいと思います。私事ですが来年初夏には待望のお母さんになれそうなので(うまいことローシュ・アベイユで、とはいきませんでしたが^^)、当分コミケや集会でお会いすることは叶わなくなるかもしれませんが、その分もネット上で皆さんと交流できたらと考えてます。人気投票の発表が終わったら、また皆さんが参加できるページを企画中ですので、ご注目ください。

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この夏は、予想以上の「仮面の男」効果で、三銃士に興味を持ってくださった方や、この機会に銃士倶楽部を探し当ててくださったファンのご訪問が相次ぎました。人気投票の結果を見ても分かるとおり、三銃士はアニメや映画をはじめとして、数多くのメディアで様々なヴァリエーションが発表されていて、その一つ一つが時には原作をも超える魅力を放っています。いせざきの個人的な意見としては、今回の「仮面の男」もまさにそのような作品の一つであったと思います。監督およびメインの出演者たちがアルマニャック銃士協会から名誉銃士の称号を受けたのが納得できる、素晴らしい出来栄えでした。

さて、上記の「フランス旅行ライブ」で、慌ただしい準備の模様を暴露中ですが、今月下旬にフランス旅行の予定です。今回は、公共交通機関じゃ訪ねることが難しい田舎にこだわって、銃士ゆかりの地を回ってきます。このため、9月の第3週〜4週は、ページの更新とメールの送受信がストップし、音信不通になりますので、ご承知ください。うまくゆけば、現地からモバイル環境で、文字どおりのライブレポートがお届けできるかもしれませんが、まだ研究中なので興味のある方は、期待しないでたまに覗いてみてください。

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このサイトが「Yahoo! Internet Guide10月号(1998829日発売)に紹介されることになりました。推薦してくださった皆様、ありがとうございました。

いよいよ映画「仮面の男」の公開が始まりました。皆さんからお寄せいただいた情報によると、公開当日は立ち見が出るほどの盛況だったそうです。各メディアでもかなり大きく取り上げていただいていて、おまけに写真集まで発行されるなんて、三銃士映画がここまで日本で注目を集めたのは、私の知る限り初めてのことだと思います。三銃士ファンの皆さんもこのお祭りのような状況を心ゆくまでお楽しみくださいね。

一方、毎年恒例となりました人気投票。今回は、日本および海外のネットFanの方からの得票を大きく加えまして、目が離せないランキングになりそうです。まだの方は、ぜひ「清き一票(15点)」をお寄せください。

それから、夏コミで銃士倶楽部にお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました。いろいろ資料を持っていったのですが、予想以上に多くのお客様がいらっしゃいまして、会場ではあまりゆっくりお話できなかったのが申し訳なかったです。加えて、用意した会誌バックナンバーが早くに完売してしまい、ご迷惑をおかけしました。通販用の在庫については、まだ大丈夫ですので、こちらもご利用ください。
三銃士スペースの新刊マンガは、3種。会員の茶々乃さんが「
Le Vent そして風と雲にのり」(原作三銃士時代のエピソード)を、同じく李エルザさんが「Les Lilas」の続編(「二十年後」舞台の長編)を、いせざきが「復讐鬼3」(このシリーズ通販可です。興味のある方はメールください。)を描きました。会場で伺った話だと次回には「仮面の男」本をつくろうか、なんて言葉も飛び交っていたので、冬も楽しみです。

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いよいよ「仮面の男」の公開が近づいてきました。結局いせざきは、応募した試写会に全てはずれてしまいました(大泣!!)が、それだけ普通の人々の関心も高いと考えると、それはそれで嬉しいものがあります。某ゴジラに負けずに興行成績も伸ばしていただきたいものです。
それからいよいよ今年もキャラクター人気投票のシーズンが来ました。もちろんネット上の皆様も参加できるよう、会誌到着と同じ頃までに
HP上でも投票方法をお知らせします。多数のご参加をお待ちしています。

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トップページからリンクしていますので、もう皆様ご存知だと思いますが、先日、日本語の三銃士関係のサイトが続けて二つも新規オープンしました。「銃士広場」と「アニメ三銃士ファンページ」です。銃士倶楽部は、どうしても広く浅い情報中心のページになってしまいますので、三銃士についておしゃべりしたい方や、特定のジャンルの作品について知りたい方は、「Salon de Louise」とともに、ぜひご贔屓にしてあげてください。三銃士系のページが増えるのは、ファンとして、とても嬉しいですよね。このパワーに触発されて、以前会誌に掲載した「アニメ三銃士」関連の情報をいくつか紹介してみました。日本はもちろん、お隣の韓国でもこの作品の人気は衰えていないようなので、改めて驚いています。

また、英語版のほうで一歩先に「日本における三銃士文化」の紹介ページをつくりました。(めちゃくちゃな英語ですけど。)最近、海外のお客様からも幾つかメールをいただくのですが、こんな東の果ての国で、三銃士が人気なのが不思議らしいので、分かる範囲でその歴史をまとめてみました。日本語版のほうの「明治期の三銃士」は、そのとき参考にした文献に載っていた年表から関係部分のみ紹介したものです。

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この四月からいよいよ始まった「フランス年」のおかげか、このゴールデンウィークも関連イベントが花盛りのようです。これに協賛しているのかどうかは定かではありませんが、中でも映画「アンジェリク」の日本公開は、嬉しいニュースでした。「アンジェリク」は、「ダルタニャン物語」と並んでいせざきが愛読書としている小説です。フランス国内はもちろん、アルジェリアの砂漠から、果てはカナダの開拓地まで走り回る波瀾万丈のヒロインの生き方も憧れですが、彼女を取り巻く男たちも「三銃士」の登場人物に負けず劣らずのいい男揃いです。デュマの文章以上に読みやすいので、本のボリュームは心配御無用。特に女性には自信を持っておすすめします。

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ここのところ、新規にご訪問なさった方からのメールが相次ぎまして、いせざきの励みとなっています。日本で(いや世界で)三銃士がどれだけ愛されているか、しみじみと実感しています。銃士倶楽部は、もともと1989NHKの「アニメ三銃士」放映終了を機会に、せっかく日本で盛り上がっている三銃士ファンがこのまま散り散りになってしまうのは惜しいと、いせざきの呼びかけに応じてくださった20名ほどの有志のファンから発足したものです。会員が各地で手に入れた三銃士情報を寄せ合って、また三銃士について語り合って、もうすぐ10年になります。インターネットが普及してから海外の情報は得やすくなりましたが、「ひとりはみんなために...」の精神は今も脈々と生きているようです。会員外の方も含めて、貴重な情報をお寄せくださった皆様、本当にありがとうございました。

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いせざきは、いまだにキャンデロロ選手の勇姿が忘れられずにいるので、もうしばらくお騒がせすると思います。オリンピック期間中は、彼のおかげでたくさんの方がこのHPにご訪問いただきました。フィギュアファンの方も多数ご訪問くださったようですし、TVを見て三銃士への愛が蘇った方もいらっしゃるようです。本当にありがとうございます。
そして、この春は今をときめくディカプリオくんの映画ですね!メジャーな話題が続いて、日頃肩身の狭い、我らマスケタリアンも久々にワクワクしっぱなしです。こちらの話題もインターネットの特性を生かして、随時更新予定です。皆様の情報をお待ちしています。

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やってくれました。キャンデロロ選手の銅メダル受賞!これのせいで今回はオリンピック関連の更新になってしまいました。詳細コメントは特集記事を見ていただくとして、「三銃士」って本当に不思議な物語ですよね。今回つくづくそれを感じました。フランスとは遠く離れたこの日本においてさえ、新着情報のネタにこと欠かないほどに手を変え品を替えて私たちの前にいつも現れてくる。だからこそ、何年経っても退屈なんかしてられないし、マニアの血が騒ぐんですよね。ここしばらくは、キャンデロロ選手の素晴らしい演技の余韻に浸って幸せな日々が過ごせそうです。これ終わったらまたビデオ見よっと!

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やっと会誌編集が一段落ついたので、新着の情報を中心に取り急ぎUPいたしました。最近いせざきも話題のゲーム「ヴェルサイユ」を入手しました。ルイ十四世の愛妾マントノン夫人が全盛の時代ということで、「三銃士」の時代とすこしずれているのが残念ですが、バロック音楽のBGMや宮殿の中の絵画など、当時を偲ぶアイテムもたくさん登場します。今、やっと四章をクリアしたところですが、なかなか前に進めなくていつも宮殿の中をぐるぐる回っております。いせざきは、まだ本物のベルサイユ宮殿に行ったことはないのですが、もし行ったらガイドさんも案内図もなしで回れそうです。

1998年1月12

おかげさまで、当ホームページも公開一周年を迎えることができました。皆様の応援に感謝を込めて、今回から1ヶ月の期間限定企画をスタートさせました。なぜ「期間限定」するのかというと、このホームページを預かっていただいているプロバイダさんの割り当てデータ量ぎりぎりの限界に挑戦する企画だからです。普段ご披露できないスペシャル画像を盛りだくさんにしてみました。お楽しみいただければ幸いです。(この企画だけで2MB程度のデータ量があります。通信環境の良くない皆様、遅くてすみません。)好評のようなら、月替わりでリピート公開することは可能ですので、ご希望があればメールボックスまでどうぞ。

1998年1月1日

まずは、冬コミにお越しくださった皆様ありがとうございました。三銃士サークルさんの新刊は、会員の珠杉桂さん(初参加)のアニメ三銃士系マンガ&小説「22歳」、おなじみ木魚先生のアニメ三銃士系マンガ「EROTICA SEVEN」(自称R指定とのこと)、そしていせざきの原作系小説「銃士時代・アラミスの回想録」の三冊でした。
その後、本屋さんなど巡って
GETしてきた資料の中でお気に入りは、週刊グレート・アーティストのバックナンバー。チャールズ一世の肖像画家として有名なヴァン・ダイクの巻を以前から持っていたのですが、今回はピーター・リリーという画家のもの。私も名前は全然知らなかったのですが、あのクロムウェルの肖像画を描いた画家でした。その後ピューリタン革命を経て(幽閉中のチャールズ一世も描いている)ヴァン・ダイクの後がまのような形で、王政復古の時代にチャールズ二世の宮廷画家として活躍したそうです。そういう訳で「三銃士」(正確には「二十年後編」以降)の時代を偲ばせる人物像がたくさん描かれていています。日本では、洋画といえば印象派が主流といった感があるので、肖像画はあまり話題にならないみたいですが、17世紀ヨーロッパにおいては、これが主流。貴族も裕福な市民も記念撮影する感覚で肖像を描いてもらってたみたいです。そのうち版画も含めた三銃士関係アートの特集もやってみたいですね。


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©三銃士ファンクラブ銃士倶楽部/文:No.19いせざきるい>