何年か前の東京映画祭（だったと思います）で上映された、『太陽王ルイ（少年王だったかも・・・）』という映画をどなたかご覧になられていないでしょうか？もしくはビデオ化されていたら発売元等を教えていただきたいのですが。よろしくおねがいします。＜1998.3.11 質問／ホームページ読者＞
これはフランスで1993年4月に公開された映画「少年王ルイ」"Louis,
enfant roi" のことだと思います。 この映画の時代（1648〜53）にはフロンドの乱と言って、ルイ１３世亡きあとの王権の不安定な時期に王族や大貴族たちが後見役の宰相マザランに対抗して反乱を起こしたのでした。少年王ルイは居所もままならず、家臣に守られて転々とします。ちょうど彼の10歳から15歳までの、少年から青年への過渡期となる感受性の高い時期で、そうした経験を通して「王たる者の取るべき身の処し方」を学んで行くというお話しのようでした。（僕も一回見ただけです。）
フランス・スペイン合作らしくて、俳優さんたちはスペイン系であまり知っている人はいませんでした。監督はロジェ・プランション Roger Planchon という人で、それほど映画界では有名ではありませんが、演劇では去年もアレクサンドル・デュマの出世作「ネールの塔」の再演を手がけたということです。パリのビデオ屋さんなら見つかるかも知れませんね。
＜1998.8.12／雄馬助 Merci＞
＜三銃士ファンクラブ銃士倶楽部＞