黄色い羽根帽子秘話


三銃士ファンの皆さんこんにちは。

わたしは、フィギュアスケーターフィリップキャンデロロのファンの松山と申します。

こちらのサイトで今回の彼のダルタニャンの演技がとても好評であると聞いて、拝見させていただきました。今回のオリンピックの情報など、事細かに載せていただいて、本当に嬉しく思っております。

その中でもちょっと触れていただいていたのですが、彼が滑り終わったあとで、被ってくれた紙製の帽子は、私達グループがつくって投げ入れたものなんです。

私達グループは、le coin des Mordues!と申しまして、フィリップファンの交流会です。リレハンメルオリンピックのあとにつくられ、その後彼の調子が悪い時もいい時もずっと彼を応援しつづけて来ました。今回、彼がダルタニアンをフリーで滑ると知ったのは、去年の夏頃で、実はその時一度こちらのサイトを訪れていました。何せヤフーで検索すると一発ですから。その時に御挨拶すればよかったですねえ。

去年の夏なんて、彼はオリンピックに来れるか来れないか全然決まってもない段階でしたが、私達は、どうやって彼を応援したらいいかを考えるために、映画を見たり、本を買ったりして、研究しました。その結果、帽子をつくって会場で被る事、そして、「un pour tous. tous pour un」の垂れ幕をつくる事。この二つに決めたのです。ホワイトリングは広くて目立ちませんでしたが、あの黄色の帽子を被った銃士が、あの日30人はいて、フィリップの演技をかたずをのんで見守っていたんです。もっと多くつくられればよかったんですが、何せ、制作担当が一人だったので、あれ以上は無理でした。羽には困りましたが、あれは折り畳み式の優れものなんですよ。それで、私達の中で一番近い席の人が、彼用の特注の帽子を最後にタイミングよく投げ入れる役をやったのです。

私達は、彼の演技に最初から感激して泣いていましたが、彼が帽子を受け取って被ってくれた時、本当に、私達は一つになれたような、4年間の応援が実を結んだようなそんな瞬間でした。そんなこんなで、私達にもとても意味のある帽子だったんです。

le coin des Mordues!でも、会報を出していて、今度オリンピック記念号を企画していますが、その時に、貴ページの事も紹介させていただいてもよろしいでしょうか。ダルタニアンが縁での不思議なつながりを感じます。彼は、瞬時にして人を引き付け、そしてその人達同志も結び付けてしまう、そんな不思議な力をもっているようです。

長くなりましたが、貴ページを拝見させていただいているうちに、また感動が蘇り、ついお便りしたくなってしまいました。読んでいただいてありがとうございます。

松山 弥代

le coin des Mordues! 代表


これは、キャンデロロ選手の応援グループle coin des Mordues!から銃士倶楽部宛に届いたメッセージです。あの黄色い羽根帽子が「ダルタニャン」を滑り終えたキャンデロロ選手の足下に落ちてくるまでに、彼女たちのたゆまない努力と愛情を込めたドラマがあったと知って、とても感激しました。(このグループ、表彰式と「メダリスト」のビデオをよーく見るとチラっと映っています。)今回HP上に掲載許可をいただきましたので、ここにご紹介させていただきます。

また、全ての三銃士ファンを代表して、テーマの「ダルタニャン」をよく理解してくださった、彼女たちの応援にも大きな拍手を送りたいと思います。本当にお疲れさまでした。


P.キャンデロロ選手の「ダルタニャン」INDEX

©三銃士ファンクラブ銃士倶楽部/編集:19 いせざきるい>