アラミスのモデル

実在のアラミスは、代々軍人を輩出した由緒あるベアルン地方アラミッツの新教徒の一族出身でアンリ・ダラミツという名前だった。出生日は不明となっている。

彼は銃士隊長トレヴィルの甥であったために、1640年に銃士として採用された。
在隊期間は分かっていないが、アラミツ修道院の俗人会員で1654年2月16日にジャンヌ・ド・ベアルン=ブワッスという女性と結婚し、四人の子供がいたという説がある。
銃士除隊後には奥方の一族が持っていたエスパラング城のあるラルンに家族揃って住んだらしい。

没年についても様々な説があるが、アンリ・ド・アルメダによれば1674年にトロワヴィルで死亡したとされている。



アラミッツの教会



ラルンのエスパラング城

参考文献

「ダルタニャンの生涯」(佐藤賢一/著、岩波新書)
「Sur les traces des Mousquetaires Bearnais」
「AU PAYS DES TROIS MOUSQUETAIRES」
「Les trois mousquetaires / Vingt ans apres
(Bibliotheque de la pleiade)」 Gilbert Sigaux/注釈・解説,1962年Gallimard社/発行、ISBN2-07-010180-0
「世界の文豪叢書・デュマ」 評論社/発行

©三銃士ファンクラブ銃士倶楽部/文:No.19 いせざきるい>

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