「三銃士ものがたり」レポート

これは「ダルタニャン物語」で有名な講談社から以前発行された子供向け三銃士の本です。イラストはなかなかコミック調ですが、恋愛関係はもちろん、三銃士の書き分けもしっかりできているし、意外と原作に忠実な本のようです。裏表紙の内容紹介文と各章のタイトルおよび付録資料の詳細データをご紹介します。発行してからずいぶんになるので、在庫は不明ですが、興味のある方はもよりの図書館(児童図書室かな?)で尋ねてみてください。

「三銃士ものがたり(1〜3)」(講談社KK文庫)
A=デュマ/原作、吉本直志郎/文、若菜等/絵、1991〜1992年 講談社/発行、
定価各680円(発売当時)、ISBN:@4-06-199002-0 A4-06-199012-8 B4-06-199023-3


@ダルタニャンは悪の敵なのだ!

内容紹介/いなかから花の都パリへ、銃士になろうと意気ごんでやってきたダルタニャン。三銃士とともに、王と宰相の争いの中で、愛する女性をまもらんとたたかう、ゆかいな冒険のはじまり、はじまり!

*カラー口絵「三銃士の世界」
ルイ13世像、アミアンにある大聖堂、マルセイユ港の入り口のカラー写真
*モノクロ口絵「三銃士の世界」
関係地図、ルイ13世とアンヌ王妃の結婚式のようす(版画)、リシュリュー・マリー=ド=メディシス・ルイ13世の肖像画、当時使われていた馬車、ブルボン王家の系図をしめす壁かけ、ブーローニュの森のモノクロ写真
*「三銃士」の時代のパリ(カラー絵画)

1.ダルタニャン、出立せよ/2.三銃士たす一は、友情/3.もらった金貨をみんなでわけて/4.めまぐるしい一日/5.会いにきました王妃さま/6.ボナシューくん、きみは友だちだ/7.リシュリュー枢機卿のたくらみ/8.アンヌ王妃が大ピンチ/9.活路は海のかなた

A事件はもつれて霧のなか

内容紹介/王妃のピンチをすくおうと、ダルタニャンと三銃士は、ロンドンへむかった。だが、三銃士は、つぎつぎにたおれてしまった。一難去って、また一難。こんどは、愛するコンスタンスがさらわれてしまった……。

1.まずは、カレーの港まで/2.ダイヤモンドは、まにあうか/3.ダンスパーティーの夜なのだ/4.デートはむなしい夢だった/5.銃士たちの消息をたずねて/6.アラミスとアトスの身の上ばなし/7.きつねとたぬきのさぐりあい/8.出陣のしたくをしようぜ/9.ダルタニャン、枢機卿と会う

B命があったら、また会おう

内容紹介/ダルタニャンと三銃士の<冒険物語の完結編。>悪女ミレディーの計略で愛するコンスタンスの命あやうし!ダルタニャンは、彼女をすくえるだろうか?

  1. ラ=ロシェルの戦場にて/2.赤松亭でおきたこと/3.作戦会議は、敵の要塞で/4.ミレディーの運命やいかに/5.とらわれの日々/6.バッキンガムは、かわいそう/7.おそかりしダルタニャン/8.ゆりの花、夜に散る/9.きみたちあっての、ぼくだった


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©三銃士ファンクラブ銃士倶楽部/文:No.19いせざきるい>