「復讐鬼」トーク広場

「ダルタニャン物語」第五巻についてのファンの声を集めました。(専用ボード開設期間2001.11〜2002.1)
今後もメールにて感想をお寄せいただければ随時掲載させていただきます。(件名に「復讐鬼トーク広場」と明記してくださると助かります)


●チャールズ一世の処刑

この巻の印象的なシーンといえば、チャールズ一世の処刑。処刑台の上には僧服姿のアラミス、下にはアトス・・・ひょっとしたら四人の国王救出は成功するのかと読者に期待させちゃうところが、デュマの力量ですね。歴史上残っている処刑時の版画や絵画を見るたびに群集の最前列にダルタニャンがいないか捜してしまいます。<いせざきるい>

 

 ●「デュマの力量」確かに参った!

もう何度読み返したか分からないのに、いつもチャールズ一世が助かるような気がして読んでしまいますね。だから印象的なシーンは、カードの最中の「いよいよ」という言葉を合図に助け出そうというとき。場面の映像が完全に頭の中にできあがってるんです。読み進んで、「また失敗か」って思うのです。「また」じゃないのに可笑しいですね。ついにこの時が来ましたね!モードント特集!!!(違う)復習気(違う!)復讐鬼・・・ぜひぜひ銃士倶楽部の会誌で皆さんのいろんなモードントくんを拝見したいです。<ゆきっぺ

 

●アトスとアラミスの感謝と友情の思い。

イギリスで意気投合した四人が、身分を隠すために変装したところも面白かったのですが(笑)、一番印象的だったのはフランスへ帰還した後、行方知れずとなったダルタニャンとポルトスを必死になって探すアトスとアラミスの姿です。地味な場面です。「二十年後」の最初では離れつつあった彼らの友情が、ここまで強固なものに復活するとは思いませんでしたし、嬉しかったです。<樽谷杏nonliette)>

 

 ●チャールズ一世、子供たちとの最後の対面

チャールズ一世が処刑される前、2人の子供と対面する場面があったと思いますが、やはり、国王といえども一人の父親であることにかわりはないのだと感じました。また、一晩中?泣いていたチャーロット姫と必死で涙をこらえるグロースター公を抱き寄せ、接吻する場面を思い浮かべると、思わず涙がこぼれそうになりました。デュマの小説はそういった場面をところどころの織り交ぜてあるので、心が揺れるときがあります。それだけではなく、人間ってすばらしい生き物だなと考えさせられます。Simon


「ダルタニャン物語」情報INDEX

<背景:海間に浮かぶモードントの亡骸を見送る銃士たち>

©三銃士ファンクラブ銃士倶楽部 2002>