ラウル(Raoul)


1634年7月生/1664年アフリカ・ディジェリ没

別名/オーギュスト・ジュール・ラウル・ド・ブラジュロンヌ子爵

アトスとシュヴルーズ公爵夫人の子供。出生を隠し養子としてブロワのアトスのもとで養育され、幼なじみのルイズを愛している。コンデ公の軍に入り、勇敢に戦う。(「二十年後」編)

最愛のルイズと婚約するが、国王ルイ14世がルイズを見初めたために、イギリスの宮廷に派遣されることになる。ルイズも国王を愛しているのを知って絶望し、ボーフォール公爵のアフリカ遠征軍に加わり、戦死する。(「ブラジュロンヌ子爵」編)

名言集

「ごもっとも。ぼくは父の名前しか知りません。しかし、ラ・フェール伯爵がどんなに立派な、名誉を重んずる人間かということはよく知っている。きみの言うように、ぼくの生まれになにか汚点があろうなどとは夢にも思ったことはない。だから、ぼくが母の名を知らないのは、ぼくにとって偶然の不幸であり、恥ではないのだ。」(「ダルタニャン物語7」第39章)

「兄として?とんでもない、ルイズ!ぼくは自分の血を一滴一滴、自分の肉を一片一片、自分の一生を一刻一刻、あなたに捧げるような気持ちで、あなたを愛してきたのです。」(「ダルタニャン物語10」第21章)


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©三銃士ファンクラブ銃士倶楽部/文・No.19いせざきるい>