ルイ14世(LouisXIV)


1638年9月5日サン・ジェルマン・アン・レー生/1715年9月1日ベルサイユ没

マザラン枢機卿に政治の実権を握られる10歳の少年王。フロンドの乱により母アンヌ太后と共にパリを離れ、一時サン・ジェルマン・アン・レーへの逃亡生活を余儀なくされるが、ダルタニャンに守られて無事パリ帰還を果たす。(「二十年後」編)

マザラン枢機卿の強権に押さえつけられ、英国皇太子チャールズ二世からの助けを求める声に応じることもできず、恋人マリ・マンシーニとも引き裂かれ、ダルタニャンからも辞表をたたきつけられる無力な青年王。マザランの死後は、コルベールを補佐につけ、自ら統治をおこない、ダルタニャンを呼び戻して銃士隊長とし、フーケの陰謀を見張らせる。一方、アンリエット王弟妃やラウルの恋人ルイズ・ド・ラ・ヴァリエールに恋心を燃やし、宮廷に波乱を巻き起こす。後にアラミスの陰謀により、双子の兄フィリップとすり替えられるが、フーケの忠心により、事なきを得る。(「ブラジュロンヌ子爵編」)

<名言集>

「あなたがいまイギリス国王でないとおっしゃるなら、わたしだって、フランス国王ではありません。わたしは百合の花模様の、ビロードの衣裳をつけたひとつの名前、ひとつの記号にすぎないのです。現に王座についてはいるものの、陛下にくらべて有利だと言えるのは、それ以外になにがあるでしょうか?わたしはなにひとつ持っておらず、なにひとつできないのです」(「ダルタニャン物語6」第9章)


キャラクター紹介INDEXへ

©三銃士ファンクラブ銃士倶楽部/文・No.19いせざきるい>