アラミス(Aramis)

1602〜1603年生/没年不明
別名/ルネ、デルブレー神父、ヴァンヌの司教、イエズス会管区長、アルメダ公爵
アラミス関連年表へ

三銃士の一人。銃士でありながら信仰の道に憧れを抱き、詩作を好む、謎めいた人物。シュヴルーズ公爵夫人の恋人として、数々の陰謀に加担。のちに宗門に入る。(「三銃士」編)

パリ近郊ノワジーの修道院で、神父としての生活を送る。というのは世を忍ぶ姿で、ロングヴィル公爵夫人の恋人として、宰相マザランに叛旗を翻すフロンドの乱に参加。また、パリ亡命中の英国王妃アンリエットの依頼によりアトスと共に英国王チャールズ一世の救出に渡英する。(「二十年後」編)

フーケ財務卿の側近として、ポルトスを誘いベル・イルの要塞を建設。以前シュヴルーズ公爵夫人とのつきあいで知り得た国王ルイ14世の双子の兄弟の秘密をもとに、国王すり替えの陰謀を画策する。(「ブラジュロンヌ子爵」編)

アラミス名言集

「この身はちりあくたにすぎん、いずれはちりあくたにかえるのだ。この世は屈辱と苦悩に満ちている。人世を幸福に結びつける糸は、手に握るとすぐ切れてしまう、とりわけそれが金の糸の場合には。なあ、ダルタニャン」(「ダルタニャン物語1」第26章)

「わたしは伯爵の行くところなら、たとえ死地におもむくにしても、理由も聞かずについてまいります。しかし、王妃さまに仕えるとなれば...伯爵よりも一足先に行くつもりでございます。」(「ダルタニャン物語4」第14章)

「これがわたくしどもの未来の国王に捧げる最初の敬礼でございます。つぎにお目にかかるときにはこう申し上げるでございましょう。『ご機嫌うるわしゅう存じます。陛下』と」(「ダルタニャン物語10」第28章)

©三銃士ファンクラブ銃士倶楽部/文・No.19いせざきるい>

キャラクター紹介INDEXへ